まずは、バスルームのお掃除についてご紹介。
全体的な水垢、壁面の皮脂汚れや石鹸カス、浴槽のカルキ溜まりなどが気になる場所ですよね。
一度ついた汚れはなかなか落としづらく、日々のお手入れとしては水気を切ることとこまめに掃除することがとても重要です。ついてしまった汚れはお掃除のプロ曰く、市販の洗剤でのお掃除はもちろんですが、安全な「重曹」が大活躍するとのこと。（実はこの後も重曹を使ったお掃除がたくさん紹介されました）
基本的には重曹に水やお湯・酢と混ぜ、スポンジを使って汚れを落としていくのですが、お掃除箇所やスポンジの素材によっては傷になってしまうこともありますので、擦りすぎにはご注意くださいね。

また、今回はなかなか開けたことのない浴槽の横を開けたお掃除まで解説がありました。
一度取扱い説明書をご覧頂き、みなさんも開けてみて下さい。見える部分は市販の塩素系洗剤などでカビを落とすようにすればよいですが、汚れがひどい場合は定期的にハウスクリーニング会社にお願いするのも良いかもしれませんね。
プロの方に高圧洗浄機などを使って、見えないところまでしっかりお掃除してもらいましょう。
浴室乾燥機などのフィルターも定期的にお掃除するだけで電気代の節約にも繋がりますよ。

キッチンでは主にレンジフード周り、シンク、ガスコンロなどが汚れの溜まりやすい箇所ですよね。
皆さんは、レンジフードやキッチンの換気扇をお掃除されたことはありますか？換気扇に市販のフィルターを貼ると吸引力が落ち、コンロ周りの汚れが増すというお話があり、目からうろこでした。
換気扇のフィルターなどは、お掃除しないと油がホコリと一緒に固まってしまい普通の洗剤では落とせなくなってしまうため、つけおき洗いがおすすめです。
ここでも使うのは重曹です。大きいゴミ袋などを用意して、その中にフィルターを入れて重曹をかけお湯を流して10分~15分つけ置きしていただくと油汚れが浮くため、その後ブラシなどでキレイに洗えます。
３ヶ月に一回程度定期的にお掃除していただくと、換気扇自体を長くお使いいただけますよ。

最後にシンクとなりますが、浴槽同様に皆さん一番気になるのはやはり排水溝ですかね。
ディスポーザーのタイプだと、どうしてもお掃除しにくいと思われるかもしれません。
氷を入れて回す掃除方法は有名ですが、ここに重曹をいれると重曹の調和成分が働いて汚れをよりキレイに落とせ、臭いも低減します。
シンクなので水垢汚れやカルキ汚れが気になる方が多いかと思いますが、実は油汚れもたくさんついています。
目につくのはカルキ汚れなどでカルキ用の掃除用品を使っても中々落ちなかったりします。それは油汚れのコーティングが残ってしまっているためで、どうしてもその先のカルキ汚れまで洗剤などが到達しないからなのです。

最後に、実際に汚れたキッチンのシンクの水垢落としの実演を行いました。
長年に渡って溜まった水垢やカルキ汚れに頭を悩まされているご家庭も多いのではないでしょうか。
そんな溜まった汚れでも、プロの用いる専門的な洗剤を数種類使うと、頑固な汚れがみるみる落ちていきました。お掃除前とお掃除後では一目瞭然で、ご覧になられた皆様もプロの技に魅入られていました。

当日は水廻りに限らず「重曹」を使ったお掃除方法に参加者の皆様も驚いておられました。
頑固な汚れがついてしまった場合は、無理をせず一度プロにきれいにしてもらいませんか？きっと日常のお手入れがラクになりますよ。