「ホテルの様な照明が快眠のポイント~睡眠インテリア編~」
日毎、秋が深まり暖かい布団が気持ち良い季節になりましたが、睡眠は上手にとれていますでしょうか。
質の良い睡眠をとるためにインテリアとして配慮できることがいくつかあります。
照明、寝具、内装仕上げ材や空調設備などがありますが、その中で今回は照明についてお伝えします。
寝室全体を照らす全体照明としての天井のシーリングライトやダウンライトは必要ですが、もう一つ、ベッドサイドにスタンド照明を置くことをお勧めします。
照明器具を置く高さによってリラックス効果が異なり、それは太陽高度とも関係していると言われています。高い位置の照明器具は昼間の太陽の位置とリンクし交感神経が活発になり、また低い位置は日の沈む位置とリンクし、副交感神経が優位になると言われます。人間には古来より体内時計、サーカディアンリズムとも言われるものが備わっているので、そのメカニズムを上手に利用した照明計画にすると良いでしょう。
写真提供:SUNIHA UNIHA
ランプの色も白っぽいものよりもオレンジぽい温かみのある色にします。一昔前だと白熱球の色がお薦めでしたが、最近ではLEDまたは蛍光灯が主流ですので、その中で色温度の低いものを選ぶと良いです。色温度とは光の色を表す尺度のことで単位はケルビンです。光源自体の熱や明るさとは関係ありません。色温度が高いほど昼間の太陽のような白っぽい明りで、低いほど日没のようなオレンジ色の明かりということになります。
照明器具はインテリアショップで数千円から買えるものもありますし、少し奮発してお気に入りのデザインを見つけるのも楽しいですね。充電式で持ち歩けるものなどは、最近流行のアウトドアリビングやテラスなどに持ち込んでも良いでしょう。
写真提供 YAMAGIWA