心地よい眠りをもたらす
「夜食」とは?
夜中に小腹がすいて、何かたべたいなと感じることがありますよね。夜の食事を終えた就寝前は、消化を経て、空腹を感じやすくなります。ところが、就寝前の食事は、消化に時間がかかることもあり、快適な睡眠を左右することも。そんなときに、消化が早く胃腸に負担をかけない夜食はいかがでしょうか?
夜食には、1日の疲れやストレスも和らげるものを選びたいですよね。それには天然のスイーツで知られるバナナと、植物性のヘルシーなアーモンドミルクの組み合わせがぴったりです。バナナには、俗に「幸せホルモン」などと言われるように精神を安定させる効果があるとされるホルモンの材料(セロトニン)を生成する“トリプトファン”を含み、アーモンドミルクもこの“トリプトファン”を豊富に含んでいるのです。
バナナは、皮を取り除き、5ミリ程度の幅に食べやすくカットします。小鍋にカットしたバナナとアーモンドミルクを入れ、加熱します。温まったら器に取り出し、そこに適量のシナモンやジンジャーのパウダーを軽くふりかけていただきます。甘みが足りないなと感じたら、ハチミツを加えてくださいね。適度な満腹感を与えてくれます。シナモンやジンジャーパウダーなどスパイスの香りはアクセントにもなり、自然の力を活かして育てられた素材は、心身ともに満たされます。
生の状態のバナナは、南国のフルーツの特徴として体を冷やすとも言われますが、加熱したり乾燥させると冷えを気になさる方にもおすすめです。また、よく熟したバナナは、健康や免疫力に効果があると注目されています。黒い斑点(シュガースポット)があるものを選びましょう。夜食にも自然の恵みをうまく取り入れていくことで、きっと心地よい眠りが待っているはずです。